◆機動戦士ジョイダムの見方◆

機動戦士ジョイダム


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それでは機動戦士ジョイダムをお楽しみください。








【2007/07/22 00:00】 ジョイダムのお知らせ! | TRACKBACK(10) | COMMENT(123) top>>

プロローグ 機動戦士ジョイダム

プロローグ





人類が増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになってから、既に半世紀が過ぎていた。


地球の周囲の巨大な人工都市は第2の故郷となり、人々はそこで子を産み、育て、死んでいった…




宇宙世紀0075、地球から最も遠い宇宙都市“サイド3”の権力者“八島重工”の“ヘイゾウ・ヤシマ”は“八島財閥”を名乗り、地球連邦政府に対し、独立を宣言するのであった。


八島財閥の頭首となった“ヘイゾウ・ヤシマ”は、特殊部隊“鉄男衆”を使って、様々な工作活動と情報操作を開始、地球連邦軍に揺さぶりをかける。


それにより疑心暗鬼に陥った人々は、ささいなきっかけを元に争いを始め、暴動や内乱はやがて大きな戦争へと発展していった。





地球が戦乱に陥り、地球連邦政府が力を失っていく中、“八島財閥”は今まで蓄えていた戦力を投入し、地球に侵略、ジャパムの近代都市ネオトーキョーの占拠に成功する。


八島財閥は、改めて“ヤシマ公国”を名乗り、地球連邦政府に宣戦を布告した。




それから3ヶ月あまりの戦いで、ヤシマ公国と連邦軍は総人口の半分を死に至らしめた。


人々は自らの行為に恐怖した…




やがて戦況が膠着状態に入るころ、一人の少年と一体のマッシーンが運命的な出会いを果たす。






君は…ハジケることができるか…





【2007/07/22 00:53】 『 プロローグ〜第10話 』 【メインストーリー】 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) top>>

第1話 機動戦士ジョイダム

第1話 ジョイダムは次回大地に立つ





− 連邦国側 サイド7 とんだ田舎の3バンチコロニー内部 −





宇宙世紀0076年 1月1日 正月




まさに世の中アッポレアッポレ!


着物や袈裟を着たレイディーはヘッドスパンキングで乱れ咲き。

紳士的に振る舞うドテカボチャ共は、あちらこちらで新年のチョーパンバトルで血桜を乱舞。

初日の出を浴びる為に狂喜の競歩でランナーズハイに陥っている者さえいた。


世の中、正月ということもあり、外はド豪い(どえらい)気違いさん達でテンヤワンヤになっているのだ。

それもそのはずっ!

今日はただの正月ではない。

サイド7きっての市民イベント“がなれ!大カラオケ大会”が開かれる日だからである。


一同礼!



そんな大人達をヌクヌクとした自宅の窓越しに、軽蔑の眼差しで見つめる少年が一人。

少年の名前は“アミロ・ロメン”。

天然パーマがチャーミングな、勘違い熱血漢である。


アミロ「こんな…こんな戦争の真っ只中に…カラオケなんかに現を抜かして(うつつをぬかして)…大人って…大人って!」

18歳になったばかりのアミロは、ふて寝しながらテレビをつける。


「パンパカパ〜ン♪

 ヤシマ公国ニュ〜ス!


 連邦国の皆さん!新年あけましておめでとう!

 ヤシマ公国広報部のチャック・シーハーです。

 おそらくは最後になるであろう地球での初日の出はいかがだったかな?

 そうそう!ついに連邦軍もマッシーンの開発に成功したみたいだね〜。

 コーングラッチェレーーション!


 しかぁし!しかしだ…

 絶望的なニュースをお届けしなくてはならない…

 八島重工は春の新作マッシーンを発表しま〜す!

 その〜マッシーンとは〜馬面(うまづら)高速機動マッシーン〜“ダバ ”!


 反復横跳びがやっとできる程度のマッシーンでは〜

 決して追いつくことのできない、スピードと馬面を併せ持った”ダバ ”が〜

 正月をハロウィンに変えるかも〜しれないぃ!」



プツン


怒りを露わ(あらわ)にしてテレビを消すアミロ。

アミロ「何が!何がダバだば……ダバだよ!」

誰もいないのに言い直してしまい、赤面アミロは恥ずかしそうにテレビのリモコンを机の縁に沿ってソロリと置いた。


アミロ「マズい…マズすぎるよ…」

アミロ「ヤシマ公国はプロトタイプジャクに続いて、短足の巨人ジャクの量産も開始したって言うじゃないか!」

アミロ「オマケに馬面!?」

アミロ「や…やれるのか……はっ!今日なら!」

とりあえず波動拳の練習をするアミロであった。



ピンポーン♪


女の声「アミロ!アミロいる!?」

アミロ「は…はい!アミロいきま〜す!」

正月早々やらしいことをしてたんじゃないかと疑われないように!

速く!

速くでる!

デル!

DERU〜!


息を切らしながら玄関ドアを慌てて開けるアミロ。

玄関ドアの前には、明るいブラウンヘアで身長160センチくらいの痩せ型の少女が立っていた。

アミロ「なんだよ〜。“ブラー・ボー”かぁ。」

言わずと知れた幼なじみね。


ブラー「なんだとは何よ。それよりカラオケ大会行こうよ!どうせ暇なんでしょ!」

アミロ「なっ!何もしてなかったよ!速く、速く出れただろ!?」

慌てないように振る舞おうとして、しどろもどろになるアミロ。

ブラー・ボー「だから…暇なんでしょ!?」

アミロの態度を不思議に思い、首を傾げるブラー。

アミロ「くっ…揚げ足取り屋さんめっ!」

アミロ「男にはさぁ!男にはさぁ!」

アミロ「ヤルことがたくさんあるんだよっ!」

顔面を真っ赤にして大声を出すアミロ。

そんなアミロに優しく微笑むブラー。

ブラー「ブラボーね!」

アミロ「うん!」

素直に、至極素直にコクリと頷くアミロだった。






次回予告(それらしいBGMでね)

本当にジョイダムに出番はあるのか!?

そしてアミロはカラオケ大会に行ってしまうのか!?



次回 機動戦士ジョイダム

第2話 ジョイダムは次あたり大地に立つ

君は…ハジケることができるか…





【2007/07/22 00:53】 『 プロローグ〜第10話 』 【メインストーリー】 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) top>>

第2話 機動戦士ジョイダム

第2話 ジョイダムは次あたり大地に立つ




− 連邦国側 サイド7 とんだ田舎の3バンチコロニー外部  −




一面に暗闇が広がる宇宙空間。

星の瞬きがアチコチで、競い合うように交互に繰り返されている。

そんな宇宙空間に、ゆっくりと回転しながら優しく光を放つコロニーがある。

サイド7、3バンチコロニー。

その3バンチコロニーの、入口ゲート横の外壁に管制室がある。


管制室の中には入口ゲートを操作するコントロール機器とモニターが所狭しと置かれている。

そのコントロール機器の前に2人の管制官が座り、ダラダラと監視を行っていた。


おちょぼ口の管制官(以後、オチョボ)が管制室の窓越しに目視を行い、レーダーを確認した後、マイクに向かって話しかける。

オチョボ「(マイクに向かって)こずら3バンチコロニー東口ゲート。全ぐもって異常なす。」

管制センター「(スピーカーからの声)了解!引き続き監視をお願いします。」

オチョボ「(マイクに向かって)りょうがい!」

オチョボの隣に座っている男が、オチョボに振り向きながら話しかける。

太眉の管制官(以後、ゲジマユ)「しっかし、オメェひっでぇナマリだなぁ〜」

オチョボ「ま゛〜そういわねぇでけろ…んっ!?」

何か聞こえた気がして首を傾げて聞き耳を立てるオチョボ。

オチョボ「なんが聞こえないが?」

ゲジマユも一緒になって聞き耳を立てる。

オチョボ「…」

ゲジマユ「…」


ゲジマユ「…そうか?何も聞こえねぇけどな〜」

オチョボ「聞ごえるっで!」

ゲジマユ「カラオケ大会じゃねぇの?のんきなもんだよなぁ〜戦争中にさ。」

オチョボ「違う違う!カラオゲ大会は18:00がらだ。」

ゲジマユ「そうか…んっ!?」

オチョボ「音が大ぎぐなっだ!」

ゲジマユ「なんだ…」

ゲジマユ「…聞こえる!」

オチョボ「ごれは!」

驚いた表情でゆっくりと顔を上げるオチョボ。

オチョボ&ゲジマユ「爆勝宣言!(プロレスラー故橋本真也選手の入場テーマ)」

ゲジマユ「どこから?」

レーダーに反応が無いのを確認した後、慌てて顔を上げ辺りを見回すオチョボとゲジマユ。


目の前に、前方30メートル程の距離に3体のマッシーン宇宙空間に立っていた。

ゲジマユ「くっ!て…敵!?」

3体のマッシーンはテーマソングにノッて悠然と歩いてくる。


真ん中のマッシーンはモヒカンがあり指揮官用のジャク。

左側のマッシーンがラジカセを肩に担いだジャク。

右側のマッシーンが右腕がドリル、左腕がぴょこぴょこハンマーのプロトタイプジャクだった。

そのさま!まるでヒップホッパー。


ゲジマユ「あ…あ…管制センターに連絡だ!はやく!連絡だ!」

慌てふためきオチョボの肩に手をかけグラグラと揺らすゲジマユ。

オチョボ「う…うん。わがっだ。ちょっと待ってろな…」

慌ててボタンに手をのせて、虚ろな記憶を探るオチョボ。

オチョボ「えぇ…定期連絡以外のやり方が面倒臭いんだな。」

操作方法をなかなか思い出せず冷や汗を流すオチョボ。

ゲジマユ「だぁ〜ちょ!ちょっと〜はやくだよ〜!」

焦るゲジマユに急かされて、それらしいボタンを慌てて押すオチョボ。


防御システム「ボウギョシステム、カイジョ。ボウギョシステム、カイジョ。」


ゲジマユ「えぇ〜?」

驚き椅子から落ちそうになるゲジマユ。

オチョボ「あああぁぁぁ…もう…ダメだ…」

滝の様な汗をかいて、目の前のジャクを恐る恐る見るオチョボ。

オチョボ「あ…あれは…真ん中のジャク…モヒカンがあるヤツ…」

顔面蒼白になるオチョボ。

オチョボ「知っでる!白いハチマキとアンコ型のフォルム!そして…」




白いハチマキのジャク「ん?気付かれたかな?なかなかの敏感さんだな!」

白いハチマキのジャク「よし!デノムは後方より支援、ジーンズはぴょこぴょこハンマーを上手く使え!私は溜める!」

デノム&ジーンズ「了解です!シャー・アンドロケッツ少佐!」

デノムが少し下がってラジカセのボリュームを最大にする。


BGM(爆勝宣言)♪


シャー「ボリューム、タイミング共に最高だ。さすがはデノム。」

ハチマキのジャクが管制室の前で背中を向けて両手で空手のような印を結ぶ。

デノム「私はボリュームを上げただけですよ!シャー・アンドロケッツ少佐!」

シャー「そう少女のように恥じらうな。それにフルネームは良くない。シャーでよいよ。そんな仲だろ?」

赤くなる二人。

その間もジーンズはぴょこぴょこハンマーで管制室を殴る殴る!


オチョボ「やっぱりだ…白いハチマキにアンコ型のフォルム…背中に“破壊”の文字…」

ゲジマユ「まさか…!?」

オチョボ&ゲジマユ「破壊彗星シャー!」


シャー「破壊なくして創造はなし!」

管制室にシャー専用ジャクの振り向きざまのミドルキックが入る。


このミドルキック!あのカズミ・ヤシマが後に「相当効いていた」と話しているとかいないとか。


管制室は跡形もないね。



そんな事になっているとは知るよしもない、3バンチコロニー内部では着々とカラオケ大会の準備が進められていた。






次回予告(前回みたいなBGMね)


ジョイダムって本当に存在するのか?

ジョイダムの出る余地のない展開に作者もあせる!

カラオケに浮かれ狂うサイド7にデノムのラジカセが迫る!




次回 機動戦士ジョイダム

第3話 ジョイダムそろりと大地に立つ

君は…ハジケることができるか…





【2007/07/23 00:52】 『 プロローグ〜第10話 』 【メインストーリー】 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) top>>

第3話 機動戦士ジョイダム

第3話 ジョイダムそろりと大地に立つ




− 連邦国側 サイド7 とんだ田舎の3バンチコロニー内部 −





ロメン家のリビング…


リビングにあるソファーに向かい合って腰掛けるアミロとブラー。

ブラー「ねぇえぇ〜行こぉうよぉ〜」

四角いクッションを胸に抱きながらダダをこねるブラー。

アミロ「そんなに…そんなに誘わないでくださいよ!」

ダダをこねるブラーの事を“かわいいな”を思いながら顔を赤らめるアミロ。

ブラー「行かないのぉ〜行こうよ行こうよ〜」

足をバタつかせるブラー。

アミロ「そうやって…そうやって僕をからかってるんでしょ!?」

アミロ「そんなに僕を唆して(そそのかして)どうするんですか!?」

顔を真っ赤にしながら、ブラーと目を合わせないように挙動不信になるアミロ。


そんなアミロに冷たい視線を向けるブラー。

ブラー「何、勘違いしてるの?」

アミロ「え!?」

“あれ?”っと、自分の勘違いに気づき真顔になるアミロ。

ブラー「カラオケ大会よ?カ・ラ・オ・ケ・大・会!」

アミロ「カラオケ大会…」

自分の勘違いに恥ずかしくなり苦笑いするアミロ。

アミロ「あぁ〜し…知ってるよ…カラオケ大会ね!カラオケ大会!」

ブラー「アミロの母さんも出るんでしょ〜」

アミロ「…」

急に表情が一変して黙り込むアミロ。

アミロ「僕はね…僕はね…」

ワナワナと怒りに震えるアミロ。

アミロ「僕は、カラオケに両親を取られた子なんだぞ!」

アミロ「カラオケに両親を取られた、みなし子のハッチャンなんだぞ!」

アミロ「そんな僕に!…そんな僕に!」

更にワナワナ震えるアミロ。

アミロ「そんな僕にカラオケを進めるんですか!?」

アミロ「それはねぇ…それはねぇ…それはイケない事なんだよ!」

ムキになって話すアミロの話しに呆れ顔のブラー。

ブラー「はいはい…長い…。セリフが長い!」

ブラー「それに、カラオケに両親を取られたって…両親生きてるじゃん!仲も良いし!」

アミロ「ブラーはねぇ!騙されてるんですよ!」

アミロ「父はさぁ…研究研究って家にも帰って来ないでさぁ…外に愛人なんか作っちゃってさぁ…」

アミロ「この前なんて家にまで愛人を連れ込んでたんだぞ!」

アミロ「母は母でさぁ…そんな父を見て見ぬふりしちゃってさぁ…カラオケにのめり込んでいるんですよ…」

アミロ「こんな僕は…こんな僕はさぁ…ハッチャンだろ!?ハッチャンなんだよ!ハッチャン!」

ブラー「はいはい…ハッチャンね…」

ムキになるアミロに呆れるブラー。

フッとブラーがアミロの足元に目を向けると他所行きの白いエナメル靴が履かれていた。

更にリビングの壁掛けハンガーに目を向けると他所行きのジャケットが掛かっていた。

クスッっとほくそ笑むブラー。

ブラー「解ったわ!じゃあ〜カラオケ大会にはお母さんの応援の為じゃなく、私と遊びに行こっ!ね!?」

“えっ!?”といった表情で顔を上げるアミロ。

アミロ「しょ…しょうがないなぁ〜」

嬉しい感情を悟られないように額を掻きながら立ち上がるアミロ。

ブラー「ブラボーね!いこっ!」

アミロ「うんっ!」

はりきって立ち上がり、スキップしながら壁に掛かっているジャケットを取りに行くアミロ。


ロメン家を後にするアミロとブラーであった。





− 大カラオケ大会会場 −



混雑する場内を、人を掻き分けながら指定席に向かうアミロとブラー。

アミロ「すごいっ!すごい人だね!」

興奮を隠せずキョロキョロするアミロ。

ブラー「も〜アミロがジダンダジダンダ踏むから…もう決勝じゃない!」

会場は決勝戦を前に異様な盛り上がりを見せていた。


木工ボンド「さぁ〜いよいよ!いよいよ〜決勝戦で〜す!」

会場全員「おおおぉぉぉぉぉっ!!!

会場全体が狂った様に盛り上がる。

木工ボンド「みんな〜ニュ−−−−カラオケ機が欲しいか〜?」

会場を煽る様にガッツポーズをする木工ボンド。

会場全員「イエス!タカスクリニック!!!

盛り上がる会場が、更に木工ボンドのアドレナリンの分泌を助長する。

木工ボンド「イエス!イエス!イエス!」

会場全員「タカス〜クリニック♪

狂喜乱舞という言葉がシックリくるほど、異様に盛り上がる場内。

“会場にはウェーブまで起きてました!”と後に人々が語る程でした。



そんな大盛り上がりの会場の裏に、荷台にテントを被せた大きな屋根無しトレーラーが2台到着する。

会場内から熱い拍手と声援が聞こえてくると、そのうちの1台のトレーラーから、ソロ〜リと、ソロ〜リと大地に片足を立たせるマッシーンがあったのであった。






次回予告(いつものBGMを頼むよ)

屋根無しトレーラーに乗っているのはジョイダムなのか!?

カラオケ大会の行方は?



次回 機動戦士ジョイダム

第4話 ジョイダム始動命令

君は…ハジケることができるか…





【2007/07/23 22:43】 『 プロローグ〜第10話 』 【メインストーリー】 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) top>>

第4話 機動戦士ジョイダム

第4話 ジョイダム始動命令



− 連邦国側 サイド7 とんだ田舎の3バンチコロニー内部 カラオケ会場の控え室 −



大カラオケ大会の出場者控え室。

残すところ決勝戦のみとなった大カラオケ大会の控え室では、見覚えのある3人組が大騒ぎをしながら決勝戦の出番を待っていた。

ジーンズ「さすがはシャー少佐!次はいよいよ決勝ですね!」

あからさまにゴマ擂りをしているジーンズのヨイショで上機嫌になるシャー。

シャー「ハハハッ!ここでシャー少佐は困ったさんだよ。今はセイ・アユカワだぞ。」

頬を赤らめながらジーンズの額をツンっとつつくシャー。

“やられた”といった表情で自分の額とピシャリと叩くジーンズ。

ジーンズ「ちげぇねぇ!」

シャー&デノム&ジーンズ「ハハハハハッ!」


シャー「しかし決勝の相手!なかなか…やる!」

デノム「アミン・ロメンとか言うウィーマンですね。どんな歌でくるのか…」

シャー「全く読めなんだなぁ…」

自分の顎に手を当てダンディーポーズをとるシャー。

ジーンズ「なぁ〜に。シャ……いやいや!アユカワさんの十八番(おはこ)で優勝は戴きですよ!」

デノム「ちげぇねぇ!」

シャー&デノム&ジーンズ「ハハハハハッ!」


突然キリッとした表情になるシャー。

シャー「デノムとジーンズは例の計画を頼むよ。」

デノム&ジーンズ「ラジャ〜!」

敬礼をし、駆け足で控え室を出て行くデノムとジーンズであった。


どこを目指しているのかは解らないが、斜め上方を目を細めてキザ顔で見つめるシャー。

シャー「しかしあのご婦人…」

一人胸騒ぎを覚えるシャーであった。



− 連邦国側 サイド7 とんだ田舎の3バンチコロニー内部 カラオケ会場のステージ −



木工ボンド「さぁ〜それでは〜決勝戦に勝ち上がった御二方に登場して頂きましょ〜」

木工ボンド「本当の、”がなるを見せてやる!”セイ〜アユカワ〜!

会場全員「オオオオォォォォ!!

会場は総立ち!

そしてサイド7名物の地鳴りの様なスタンピート!




木工ボンド「続いて〜この人!私の名前はひらがなじゃないの!カタカナで〜よろしきぃ!!」

会場全員「よろしきぃ!


木工ボンド「ア、ミ、ン〜〜ロメン〜!

会場全員「オオオオォォォォ!!


”もうこの時点で客席では、死人が出ていました!”と後に語る人もいました。






木工ボンド「それでは!恒例になりました!先攻後攻カラオケじゃんけんを始めまぁ〜しぃ!」

狂ったような会場全員の口伴奏&手拍子。


会場全員「チャンチャチャンチャ♪チャンチャチャンチャ♪

シャーたまらずモンキーダンスを始める!


会場全員「チャンチャチャンチャ♪チャンチャチャンチャ♪

負けじとアミンも、どじょうすくいで応戦!

そう!これは戦い!



木工ボンド「カ〜ラオケ〜♪」

会場全員「あっよいしょ!


木工ボンド「すぅ〜るなら〜♪」

会場全員「そらっどした!


木工ボンド「こぉ〜ゆぅ〜具合に〜しやしゃんしぇ〜♪」

会場全員「あらよっっと!


木工ボンド「ビブラート!」

会場全員「オォ!


木工ボンド「ファルセット!」

会場全員「オォ!


木工ボンド「ヨヨイの!」

会場全員「ヨイ!!



チョキとパーだった。

そう!田舎チョキとパー……


会場全員「オオオオォォォォ!







− カラオケ会場裏 −





キザな連邦国兵士(以後キザオ)「お〜い。頼むよ〜。ジョイダム〜足をトレーラーに戻してくれよ〜。なっ!……くそっ!早く足を戻せ!」


汗だくの連邦国兵士(以後ツユダク)「大変だ!大変なんだ!」

キザオ「何だよ?慌てて!」


ツユダク「いっいっ一般駐車場に!3体のジャクが!停まってるんだ〜!」

キザオ「なぁにぃ〜!駐禁だな!」

ツユダク「………」









次回予告(そう!そのBGM。)

じゃんけんは?誰が勝ったのか?

シャーのカラオケ大会に出る目的は?



次回 機動戦士ジョイダム

第5話 ジョイダム始動(前編)

君は…ハジケることができるか…





【2007/07/24 20:41】 『 プロローグ〜第10話 』 【メインストーリー】 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) top>>

第5話 機動戦士ジョイダム

第5話 ジョイダム始動(前編)







− 連邦国側 サイド7 とんだ田舎の3バンチコロニー内部 カラオケ会場 −







アミン…田舎チョキ!

シャー…パー!


会場全員「オオオオォォォォ!


崩れ落ちるシャー。

カズダンスをキメるアミン。





木工ボンド「さぁ〜アミンさん!先攻後攻〜どっち?」

アミン「先攻でいきます!」




言い終わるか終わらないかのうちにイントロが流れる。




アミロ「こ…この曲…母さんが父さんを口説いた曲じゃないか!昔は…昔はさぁ…家族でカラオケに行くと、父さんと母さんでよくハモってたっけ…なんでだよ!なんで父さん、浮気なんか!母さんが…母さんが1番上手く歌えるんだ〜!」

と、叫ぶが歓声で誰にも聞こえない。




木工ボンド「私は風に揺られる一片(ヒトヒラ)の雲。きっとあなたと結ばれる。永遠(トワ)に信じて…待ちます!待ちます!あなたを待ちます!さぁ〜歌っていただきましょう。アミン・ロメンさんで…”待つわ”」


この時点で既に会場の1/5が泣いていたんだよね。




アミン「かわいいふりしてあの子♪」

アミン「わりとヤルもんだねと♪」

アミロ「す…すごい…すごいよ…母さん!1人でもデュオだよ!母さん!」


アミン「言われ続けたあの頃…♪」

ステージの裾から1人の女性がアミンに歩みよる。

そのさま!まるで、モノマネ大賞で本物が歩みよるが如く!

アミロ「なんだ?」


アミン「生きるのが辛かった♪」

アミロ「あ…あの女の人…父さんの愛人!家にいた人だ!なぜ…?」


アミン&愛人「行ったり来たりすれ違い、あなたと私の恋♪」


アミン&愛人「いつかどこかで結ばれる。ってことは永遠(トワ)の夢♪」

アミロ「なんだ…?なんか温かくて…懐かしいや…」



アミン&愛人「青く、広いこの空、誰のものでもないわ。風に、一片(ヒトヒラ)の雲、流して流されて〜♪」

この時点で会場の半分が、泣きながらハンケチを噛んだんだそうね。



アミン&愛人「私、待つわ!いつまでも待つわ♪」

アミン&愛人「たとえあなたが、振り向いてくれなくても♪」

アミロ「愛人とか…戦争とかさぁ…なんか…どうでもよくなってくる…」


アミン「待つわ〜♪」

愛人「待つわ〜♪」


アミン&愛人「いつまでも待つわ♪」

アミン&愛人「他の誰かにあなたがふられる日まで〜♪」


アミロ「あぁ…なんか気持ち良いや…こう…パァッと…歌が広がってさぁ…歌って…」



ピキィィーン



アミロ「ハッ!なんだ!なんだこの感覚!声が…歌が疾った(はしった)」

シャー「ん!?…この感覚!…ニューウェーブがいるというのか!?」




まるでアミロの、その感覚に反応するかのように、ジョイダムのモノアイが点灯するのであった。








次回 機動戦士ジョイダム

第6話 ジョイダム始動(中編)

君は…ハジケることができるか…





【2007/07/25 22:42】 『 プロローグ〜第10話 』 【メインストーリー】 | TRACKBACK(0) | COMMENT(1) top>>

第6話 機動戦士ジョイダム

第6話 ジョイダム始動(中編)



− 連邦国側 サイド7 とんだ田舎の3バンチコロニー内部 一般駐車場 −




キザオ「ははっ…本当にジャクが停まってやがる。」

キザオ「パイロットは…いないみたいだな。」

ツユダク「あのトレーラーのマッシーンは動かせないんですか?」

キザオ「ダメだろ!あれは近々、中立化するサイド7への寄贈品だ。」

ツユダク「連邦は、サイド7の中立化に対して、ご機嫌取りをしなくちゃいけないくらい、厳しい状況なんですか…」

キザオ「まぁまぁ〜まずは地球を!ってとこだろ〜。足元を固めんとな!足元を!」

ツユダク「応援を要請しましょう!」

キザオ「パイロットは会場の中だろ。ヘタに刺激して自爆でもされたら大変だ。静かに来いと付け加えとけ。」

ツユダク「了解。」




ジーンズ「(無線)こちらジーンズ。今、足元に連邦兵士が2名来ました。無線で応援を呼んだようです。」

デノム「(無線)こちらデノム。了解した。タイミングを間違うなよ。会場裏のトレーラー前には連邦兵士はいない。ただ予定外のことがある。マッシーンが2機ある。どちらか1機に的を絞って作戦を実行する。」

ジーンズ「(無線)了解!」



− カラオケ大会会場内 −


アミン・ロメンによる゛待つわ゛の2番が始まろうとしていた。

シャー「さっきの感覚…ご婦人からではなかったな…」


アミン&愛人「悲しいくらいに私、いつもあなたの前では♪」

アミロ「…あれ?…男?」


アミン&愛人「おどけてみせる道化者、 涙なんていらない♪」

アミロ「極上のハーモニーで気付かなかったけど、冷静になって聞いてみると、この声!男の声だ!」


アミン&愛人?「分かりきってる強がり、平気で言ってみても♪」

アミロ「それにこのハモり…このハモり方!知ってる!」


アミン&愛人?「一人ぼっちの時には、そっと涙を流す♪」

もうこの時点で会場は、涙で床が滑り、転倒するご老人が後を断ちませんでしたよね。


アミン&愛人?「誰も、私の心、見抜くことはできない。だけど、あなただけには、わかってほしかった♪」

アミロ「父さん?父さんだね!?父さん!!」

ブラーボー「やだアミロ!今頃気付いたの!?女装似合うわね!ティムおじさん!」


アミン&ティム「私、待つわ!いつまでも待つわ♪」

アミン&ティム「たとえあなたが、振り向いてくれなくても♪」

アミロ「僕は…僕は…とんでもない勘違いをしていた…父さん!母さん!ごめんなさい!僕は…僕は…ハッチャンじゃない!ハッチャンじゃないんだね!」


アミン「待つわ〜♪」

ティム「待つわ〜♪」

アミン&ティム「いつまでも待つわ♪」

ティムがアミロを見つけて手を振る。

ますます号泣するアミロ。


アミン&ティム「せめてあなたを、見つめていられるのなら〜♪」

アミロ「僕には…帰る所がある……こんなに…こんなにうれしいことはない…」


会場の誰もが泣いた


アミンとティムは゛待つわ゛のクライマックスを前にゴンドラに乗った。

アミン「私ね…結婚式で、ゴンドラに乗れなかったでしょ…だから…あなたと、こうしてゴンドラに乗るのが夢だったの。」

ティム「結婚20年目の、良い思い出になったね。」

アミン「はい。」

キスをする二人。

会場では、慌てて子供の目を隠す老婦人。

二人を乗せたゴンドラは、

ゆっくりと…そして高く…上昇を始めた…




次回 機動戦士ジョイダム

第7話 ジョイダム始動(後編)

君は…ハジケることができるか…





【2007/07/26 22:15】 『 プロローグ〜第10話 』 【メインストーリー】 | TRACKBACK(0) | COMMENT(1) top>>

第7話 機動戦士ジョイダム

第7話 ジョイダム始動(後編の前編)



− 連邦国側 サイド7 とんだ田舎の3バンチコロニー内部 一般駐車場付近 −



連邦国兵士「(無線)こちらは第18国防小隊、ズーシャ中尉だ。大カラオケ大会会場まで3分の距離。敵機を発見次第即攻撃せよとの命令だ。巻き込まれないように、即持ち場に戻られよ。」

キザオ「(無線)バッ…バカなっ!ここは会場のすぐ裏です!一般人が巻き込まれます!」

ズーシャ「(無線)敵機を跡形も無く破壊せよ。中立化するサイドなど守る義理はない。ハデになりすぎないように上手くやれ。との、ライス・オム大佐、直々の命令だ。すぐに、持ち場に戻られよ。巻き込まれぞ。」

キザオ「くっ…まるでヤクザだな!」

ツユダク「静かにって!私は…敵に気付かれない様に、って言いましたよ!」

キザオ「わかってる!わかってるよ…」



ジーンズ「(無線)こちらジーンズ。連邦兵士2名が離れていきます。…レーダーに反応あり。敵機6機。3分程の距離。シャー少佐にも連絡します。」

ジーンズ、緊急呼出しボタンを押す。


デノム「(無線)こちらデノム了解した。こちらは準備完了した。そちらに向かう。5分程だ。」

ジーンズ「(無線)こちらジーンズ。了解した。敵機を食い止めておくから…早く…頼むよ!」

デノム「(無線)了解!すぐ応援に向かう!」

走りだすデノム。

ジーンズ、プロトタイプジャクを敵機方向に走らせながら、左腕のぴょこぴょこハンマーを外し、背中のジャクマシンガンを装着する。




ズーシャ「(無線)レーダーに反応あり。敵機1機が接近中。素早い反応だな。しかし、それが仇になる時がある。覚えておけ。」

第18国防小隊一同「(無線)はい。」

ズーシャ「(無線)よ〜し。相手はジャクだろ。サダとナダムは先行して、弾の無駄使いをさせろ。ゼゾンも遅れて援護。」

サダ&ナダム&ゼゾン「(無線)了解。」

サダ「(無線)あんまりトロくて撃墜しちゃうかもな!ハハハッ!」

ナダム「(無線)バーカ!死ぬなよっ!」

サイバーフィッシュ2機がスピードを上げる。

遅れてトリーアエズがスピードを上げる。




ナダム「(無線)見つけた。プロトタイプだ。マシンガンとドリルで武装。」

サダ「(無線)ハハハッ!死ねぇ!」

サイバーフィッシュ2機が揃ってミサイルを2発づつ発射。

ジーンズ「そんなに遠くから…当たるかよ!」

プロトタイプジャクはジャク特有の回避技ジャクシットダウンでミサイルを回避。

そのままジャクマシンガンを連射するが当たらない。

ジーンズ「飛行機ってさ!折り返しのターンの時、的が大きくなるんだよ!そんな近くでターンする馬鹿がいるか!」

ジャクマシンガンが命中。

サイバーフィッシュ1機が黒い煙を上げて落ちていった。


ナダム「言わんこっちゃない…」

ゼゾン「もらいっ!」

トリーアエズがマシンガンでプロトタイプジャクの背後から攻撃。

ジーンズ「見えてるよ。ここは宇宙じゃない。レーダーが使えるんでね。」

振り向き様にドリルを突き出し、トリーアエズが串刺しになる。

プロトタイプジャク、ドリルに付いたトリーアエズを払いながら。

ジーンズ「まだか…デノム…」




ゴンドラの上で歌うアミンとティム。

バックで゛待つわ゛の歌が流れる。

待〜つ〜わいつまでも待つわ♪」

サイバーフィッシュからミサイルが2発、発射される。

ジャクマシンガンでミサイルを打ち落とすプロトタイプジャク。

たとえあなたが、振り向いてくれなくても♪」

レーダーに気付き、振り向くプロトタイプジャクの、左腕のマシンガンにJM(ジェム)のビームスプレガンが命中。

ま〜つ〜わ♪」

汗だくで走るデノム。

汗だくでメインモニターとレーダーを交互に見るジーンズ。

ま〜つ〜わ♪」

さらに別方向から左足にビームスプレガンが当たり、崩れ落ちるプロトタイプジャク。

いつまでも待つわ♪」

ビームサーベルを抜刀し、斬りかかるJM。

ドリルで受けるプロトタイプジャク。

他の誰かに…♪」

もう1機のJMもビームサーベルを抜刀。

コックピット目掛け突き刺そうと走る。

あなたが、ふられる日まで…

コックピットの壁に貼ってある、恋人の写真に微笑むジーンズ。

ジーンズ「ごめん…」

コックピットに閃光が走る。





次回 機動戦士ジョイダム

第8話 ジョイダム始動(後編の中編)

君は…ハジケることができるか…





【2007/07/27 22:41】 『 プロローグ〜第10話 』 【メインストーリー】 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) top>>

第8話 機動戦士ジョイダム

第8話 ジョイダム始動(後編の中編)



− 連邦国側 サイド7 とんだ田舎の3バンチコロニー内部 カラオケ会場内 −



ゴンドラの上で゛待つわ゛を歌い終えたロメン夫婦に、満場の拍手が送られていた。

アミロ「へへっ!父さん、母さん!すごいや!」

ブラーボー「アミロったら、も〜調子が良いんだから!」

アミロ&ブラーボー「ハハハッ!」

アミロ「でもさぁ〜ブラーボーのお父さんが出てたら、決勝に残るのも怪しかったんじゃないかな!」

ブラーボー「プロはね〜出れないのよ!」


ドゴォォォーン!


アミロ「な…なんだ?」

ブラーボー「キャー!」

轟音と共に、屋根から戦闘機が突っ込んできた。

停電になり暗くなる。

崩れ落ちる屋根。

悲鳴を上げ、逃げ惑う人々。

アミロ「ゴンドラは!父さん!母さん!」

慌ててゴンドラ探すアミロ。

崩れた屋根から入る光で辺りが見える。

二人は無事のようだ。


人込みを掻き分け、歩み寄るアミロ。

アミロ「父さん!あぁ…どうすれば…」

ティム「心配するな!このゴンドラは、しばらくはもつ!それよりコレを…」

アミロめがけて1冊の冊子とマイク型ハンディーカラオケを投げ渡す。

アミロ「こんな時にカラオケ?おふざけが過ぎるよ父さん!」

ティム「違う違う!よく見ろ!」

冊子をみるアミロ。

アミロ「これ…」

ティム「そう!新波動通信カラオケマッシーン・ジョイダムだ!」

アミロ「カラオケ…ジョイダム…」

ティム「私の研究の成果だ!母さんがなぁ。この前の体力測定の結果がすこぶる良くてね。゛サイド7MS(マッシーン)自警隊゛のパイロットに選ばれたんだ。それでね、私のいる機関に依頼があり、母さんに合わせてマッシーンを改良したって訳だ。アミロも良い波動を持っている。操れるはずだ。」

アミロ「僕…訳がわからないよ…自警隊とか…通信カラオケとか…波動とか…」

ティム「アミロ!落ち着くんだ!会場裏にトレーラーが2台停めてある。その内の1台のトレーラーに乗せられてる白いマッシーンがジョイダムだ!警備にはティム・ロメンの息子だと言えばわかってくれる。それで…そのジョイダムで助けに来てくれ!」

アミロ戸惑いながら。

アミロ「わかった…わかったよ父さん!」

アミン「アミロならやれるわ!」

アミロ「簡単に言ってくれる…くやしいけど、僕は男なんだな。」

走りだすアミロ。




次回 機動戦士ジョイダム

第9話 ジョイダム始動(後編の後編)

君は…ハジケることができるか…





【2007/07/28 21:15】 『 プロローグ〜第10話 』 【メインストーリー】 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) top>>

第9話 機動戦士ジョイダム

第9話 ジョイダム始動(後編の後編)



− 連邦国側 サイド7 とんだ田舎の3バンチコロニー内部 一般駐車場付近 −



シャー「多勢でなぶるのがお好きか!?」

コックピットから爆発するJM。

ジーンズ「シャー少佐!」

シャー「待たせたな。」

ズーシャ「くっ!ジャクがビームライフルを使うか!」

プロトタイプジャクからステップバックで離れるJM。


ナデム「足の止まってるヤツをやる!」

サイバーフィッシュがミサイルを発射しようとするが、爆発する。

振り返るとラジカセを担いだジャクがいた。

デノム「ラジカセの仕込みミサイルは良い音で飛ぶ!」

ジーンズ「みんな!助かっ…」

プロトタイプジャクを2発のキャノン砲が突き抜ける。

爆発するプロトタイプジャク。


デノム「ジ〜〜ンズ!!」

シャー「デノム!キャノン砲の出所を探れ。」

シャー奥歯を強く噛み締めながら。

シャー「自国の居住区でお構いなしか。」



− カラオケ会場裏 −



走るアミロ。

アミロ「あった!トレーラー!」

トレーラーの前には5人の連邦国兵士が、2対3に別れて揉めているようだ。

金髪リーゼントの連邦国兵士「見てわかるだろ!JMが1機、ジャクが2機だぞ!仲間がピンチなんだ!早くマッシーンを渡すんだ!」

キザオ「ジェイド中尉の命令でも駄目です。これはサイド7の持ち物です。連邦国の持ち物ではないんです。」

ジェイド「サイド7はまだ連邦国だ!なら、このマッシーンも連邦国のものだろ!」


アミロ、5人の会話に割って入って。

アミロ「あの…アミロっていいます。父のティム・ロメンに…」

ジェイド、言葉を被せて。

ジェイド「女の名前なのに男か…。お嬢ちゃんは引っ込んでなよ!」

アミロ、ジェイドを殴りながら。

アミロ「アミロが!アミロが男の名前で何が悪いんだよ!」

連邦国兵士「こいつぅ!」

2人の連邦国兵士に取り押さえられるアミロ。


ジェイド「民間人が…。何をしたんだ?俺が!」

アミロ「男に向かってお嬢ちゃん?煽ったのはソッチだろ!」

ジェイド「そういうことか…なら、男らしく扱ってやるよ!」

ドリーファンクジュニアばりの゛かち上げエルボー・スマッシュ゛を2発3発とアミロに打ち込むジェイド。

アミロ「ぐぁぁ。」

倒れるアミロ。


丸刈りの連邦国兵士(以後マルガリータ)「よかったなぁ!男らしく扱ってもらって!」

ジェイド「おぉ!すまんすまん!男じゃない!坊やだったな!」

ジェイド&連邦国兵士2人「あははははっ。」

アミロ「くそっ。」


ピーピーピーピー


マルガリータ「本部からの呼出しです。きっとマッシーンの出動要請ですね。」

ジェイド「よ〜し。急ぐぞ!」

ジープに飛び乗ると土煙を上げて走っていった。

アミロ「ジェイドとかいったな。あいつ、マッシーン乗りか。」




アミロ、お尻を掃いながら起き上がって。

アミロ「ちきしょう〜。話しにもならないや。こんなんじゃ、父さんと母さんは…なんか、なんか方法は…」

おもむろにジョイダムのマニュアルをめくるアミロ。

アミロ「ジョイダムの遠隔操作…これなら。」

マイク型ハンディーカラオケのボタンをマニュアル通り操作する。

液晶に゛音声パスワードをお願いします゛の文字。

アミロ「も〜。父さんセキュリティー高い!」

頭を抱え込むアミロ。


アミロ「なんだ…パスワード?母さんの為に作ったって言ってたな…母さんの好きな言葉だ…よく言う口癖だ…」

アミロ「はっ!もしかして!わかったぞ!母さんが飲むと叫ぶ言葉!」

アミロ、マイクをオンにして。

アミロ「レッツ!飲みニケーション!」

マイクの液晶に゛惜しい、もう一声。゛の文字。

アミロ「くっ!わかったよ!これだろ!」

アミロ「レッツ!飲みニケーション!レッツ!カラオケーション!」

ジョイダムのモノアイが光り、ジョイダムが起き上がる。


ツユダク「うわぁ〜」

キザオ「なっ…ちょっと!勝手に?」

慌ててトレーラーから離れるキザオとツユダク。

マイクの液晶に゛声が小さい。ま〜今回は特別。゛の文字。

アミロ「ちっ!父さんみたいで小言が多い!」


アミロ、マイクに向かって。

アミロ「(マイクに)ジョイダム!こっちに来て。僕をコックピットに乗せるんだ。」

マイクの液晶に゛了解。゛の文字。


アミロ「すごい!すごいよ父さん!遠隔操作なんて、授業でだって習ってないよ!きっと最新なんだね!」

片膝で屈んで(かがんで)手を差し出すジョイダム。

ジョイダムの手を伝いコックピットに乗り込むアミロ。


コックピット中央の穴にマイクを差し込みながら。

アミロ「これで手動操作だ。このマイクで操作するんだな!」

アミロ「ハハッ!ジョイダムか!これで父さんと母さんを…待っててよね!」




次回予告(久しぶりだけどいつものBGMで。)

ついにジョイダムが動きだした。

少年とジョイダムの出会いは偶然なのか?




次回 機動戦士ジョイダム

第10話 白と黒のジョイダム

君は…ハジケることができるか…





【2007/07/29 21:25】 『 プロローグ〜第10話 』 【メインストーリー】 | TRACKBACK(0) | COMMENT(1) top>>

第10話 機動戦士ジョイダム

第10話 白と黒のジョイダム



− 連邦国側 サイド7 とんだ田舎の3バンチコロニー内部 一般駐車場付近 −



頭にジャクトマホークが刺さったまま、コックピットから爆発するJM。

デノム「キャノン砲は南南西、レーダーの範囲外ギリギリの位置から発射されてます。」

シャー「うむ!追跡は時間の無駄だけでなく、隊を危険に晒す。深追いはしないぞ。キャノン砲の攻撃を警戒しつつ計画を続行する。」

デノム「は…はい…。」

カラオケ会場の方に歩きだす2機のジャク。


デノム「ジーンズ…」

シャー「ジーンズが命を懸けて作ってくれた退路だ。我々は生きて帰らねばな。」

デノムは小さく頷いた。




ジェイド「まったく。たかだか2機のジャクに、俺のジョイダムとJMが2機、おまけに現地のジョイタンクを加えろ?ジョイダムの火力を知ってるのか?」

マルガリータ「はははっ。さすがはジェイド中尉。頼もしい。」

ジェイド「正直、俺とマル(JMに乗るマルガリータ)だけでもいいくらいだ。」

ジェイド&マルガリータ「ははははっ。」


無線の声「こちらジョイタンクのジョージ・ニコラス少尉です。ジェイド中尉の黒いジョイダムを発見。合流します。」

ジェイド「了解だ。そのドンガメで遅れないように、くっついてこい。」

ジョージ「(小声で)くっ、ドンガメ…」

ジョージ「しかし…このマッシーンは遠距離でこそ…」

ジェイド言葉を遮って。

ジェイド「大丈夫だよ。4対2だ。それにそんな物騒な大砲、遠くから撃って俺に当たったらどうする?」

ジョージ「(小声で)頭デッカチの素人かよ…」

ジェイド「なんか言ったか?」

ジョージ「いいえ…了解しました。追尾します。」


ナーセル(もう1人のJMのパイロット)「ジャク2機を発見!」

ジェイド「よ〜し。袋叩きにするぞ。」

ジョージ「作戦は?無いのですか?」

ジェイド「好きにやれ。ハハハッ。」

ナーセル「あれはっ!?建物の…カラオケ会場の裏に白いマッシーンを発見しました。」

ジェイド「んっ!?」


立ち上がり、振り返る白いジョイダム。

アミロ「んっ!?あれは…」

ジェイド「白い…」

アミロ「黒い…」

アミロ&ジェイド「ジョイダム!」




次回予告(またまたそのBGMで。)

回りだした運命の歯車!

2機のジョイダムの登場は新時代の幕開けか!?



次回 機動戦士ジョイダム

第11話 SandStorm

君は…ハジケることができるか…





【2007/07/30 19:33】 『 プロローグ〜第10話 』 【メインストーリー】 | TRACKBACK(0) | COMMENT(1) top>>

第11話 機動戦士ジョイダム

第11話 SandStorm



− 連邦国側 サイド7 とんだ田舎の3バンチコロニー内部 −



辺りを見回すアミロ。

アミロ「な、なんだ?ジャクと…あれは連邦のマッシーン?黒い…ジョイダム?」

無線から声がする。

無線の声「(指定回線で)おい。キザオか?はん!結局自分でマッシーンを動かしてるじゃねぇか。ザマぁねぇな!よし!許してやるから合流しろ。バカがっ!」

アミロ「えぇ〜と…指定無線のやり方は…マイクは…やっぱりこれだよな…んっ!?」

無線の声「(指定回線で)おい!キザオ!聞こえないのか?」

アミロ「…んっ!?この声…さっきの!ジェイドとか言ったな!くそ!…でも、まずは父さんと母さんだ。屋根が、もう半壊してるじゃないか!」

白いジョイダムがカラオケ会場のゴンドラ付近に歩きだす。



ジェイド「無視だと?ふざけやがって。お灸をすえてやらんとな。」

ジェイド「(部隊回線で)よ〜し。俺は白いジョイダムの所に行く。お前達はジャクをヤレ。すぐに合流する。」

マルガリータ(JM)&ジョージ(ジョイタンク)&ナーセル(JM)「(部隊回線で)了解。」

隊から黒いジョイダムが離れていく。




デノム「(部隊回線で)敵、来ます!マッシーン4機。んっ!カラオケ会場裏にも1機。」

シャー「(部隊回線で)ええ〜い。早いな…。んっ?1機離れた!揉め事かな…チャンスだ!まず3機をたたく!」

デノム「(部隊回線で)あのキャタピラのマッシーン…ジーンズの仇だな!」

シャー「(部隊回線で)うむっ!2門のキャノン砲。間違いない。」

デノム「(部隊回線で)ぬけぬけと…よくぞ手の届く距離に来てくれた!」

シャー「(部隊回線で)私がJM2機を撹乱する。中距離から援護しろ。」

デノム「(部隊回線で)了解!」

デノム少し下がって。


デノム「(部隊回線で)破壊力全開の曲でいく!ボリューム全開!SandStorm(プライドのウ゛ァンダレイ・シウバ選手の入場テーマ曲)!」



− BGM SandStorm♪ −



シャー「(部隊回線で)んえぇ〜い!やる!」

ハチマキのジャクが止まらない!

後に中野さんは「ハチマキだけでした。」と言ったとか言わないとか。





次回予告(あ〜そろそろ違うBGMね。)

仇を討つ者、討たれる者。

それは予期せぬ刻の悪戯。



次回 機動戦士ジョイダム

第12話 ゴンドラの中

君は…ハジケることができるか…





【2007/07/31 21:49】 『 第11話〜第20話 』 【メインストーリー】 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) top>>

第12話 機動戦士ジョイダム

第12話 ゴンドラの中



− 連邦国側 サイド7 とんだ田舎の3バンチコロニー内部 −




カラオケ会場のゴンドラ付近に到着した白いジョイダム。

アミロ「よし。ここの壊れた屋根の瓦礫を退かせば助けられるな。」

ソロリと屋根の瓦礫を退かす白いジョイダム。


白いジョイダムが片膝をついて覗き込む。

そこには……

ゴンドラの上で激しく抱き合う父と母!

もうそれは抱き合うという次元でなく、母に於いては既に半乳を出している!


アミン「あっ!いやっ、アミロ!これはね!違うのよ!」

ティム「はは…参ったなぁ…」

アミン「ほら!夕飯!夕飯何にしようか?」

ティム「まぁまぁ…これは生物学的にも立証されていることなんだ!危機を乗り越えた男女はなぁ…」

アミン「そうそう!脳内にバソプレシンとオキシトシンが分泌されたからなのよ!ね?パパ?」

ティム「そうだとも〜わかるな?アミロ?」

アミロ「いつもそうだ!いつもそうだ!いつもそうやって……あなたは…あなたたちは何やってんです!そんなところで!」



バギィィーーン



横からの衝撃がアミロを襲う。

アミロ「ぐあぁぁ〜」

黒いジョイダムが中腰の白いジョイダムを何発も何発も殴る。

ジェイド「(白いジョイダムへの指定回線で)おい!キザオ!上官の好意を無にするだけじゃなく、無視か?教育が必要だな。」

アミロ「(一般回線で)やっ…やめろ!ゴンドラの…ゴンドラの中には…父さんと母さんが!」


シャー「(部隊回線で)んっ?一般回線?素人か?」

ジェイド「(一般回線で)んっ!?…お前!あの時のアミロとかいう坊や!一般人が何故マッシーンに乗っている!」

黒いジョイダムがさらに殴る。


アミロ「(一般回線で)止めてくれ!父さんが、母さんがいるんだ!」

ジェイド「(一般回線で)俺にだって両親はいる。…そうか!アミロ君は、まだ母さんのオッパイが恋しいんだっけなぁ〜。ハハハッ」

ジョージ「(部隊回線で)一般人?…あの白いジョイダム…連邦じゃないのか?」

シャー「(部隊回線で)連邦め。反吐(ヘド)がでるな。」

シャー「(白いジョイダムへの指定回線で)私はシャー・アンドロケッツだ。まずは起き上がり、そこから離れるとよい。こちらを片付けて助けに向かおう。できるな?」

アミロ「ジャクから!?ヤシマ公国が?」

アミロ「(一般回線で)は…はい!」

デノム「(部隊回線で)連邦はトラブルですね。」

シャー「(部隊回線で)うむっ!。畳み掛けるぞ!」

デノム「(部隊回線で)了解。」


ジェイド「(一般回線で)そろそろ飽きたぞ。さっさとマッシーンから下りるんだ!」

アミロ「(一般回線で)まだ…まだ父さんと母さんがいるんだよっ!」

ジェイド「(一般回線で)なら死ねよ!」


黒いジョイダムがビームサーベルを抜刀し白いジョイダムに襲い掛かる。

アミロ「(一般回線で)止めろ〜!」


キュピィィーン


シャー「また歌が疾った(はしった)!白いジョイダムからだ!アミロとかいったな…」

アミロの゛それ゛に反応してアミンの体が青いオーラに包まれる。

シャー「んっ!?ナナァか!?」


アミン「(アミロへの心の声)アミロ。音の波を感じるでしょ!?その波を乱す者が敵。波を乱しながら来る物が破壊の力なの。アミロは…その音の波を感じることができる。音の波と一緒になれる。さぁ!乱す物を避けるの!私と父さんは…幸せよ。」

アミロ虚ろ(うつろ)になって。

アミロ「あぁ…わかったよ…母さん…波が…乱れて…見えたよ…避けて…起き上がるんだっけ…」

ビームサーベルを避けて立ち上がる白いジョイダム。

ビームサーベルがカラオケ会場に深々と突き刺さる。


アミロ我に還って。

アミロ「はっ!どうなった?」

カラオケ会場を振り返る白いジョイダム。

ビームサーベルの突き刺さった屋根が燃えて崩れ落ちる。


アミロ「…嘘だろ。…母さん?…父さん?……幸せ?こんな死に方っ!幸せかよっ!」

ジェイド「んっ?なんだ?一体なんだというのだ、この不愉快さは。」

アミロ「(一般回線で)よくもっ!よくもっ〜!………」

泣き叫ぶアミロ。

その時、白いジョイダムのモノアイが光り、コックピットのマイクの液晶に謎の数字表示された。






次回予告(今回は悲しい音楽ね!)

ジェイドに父と母を殺され怒り狂うアミロ。

因縁の対決が今始まる。



次回 機動戦士ジョイダム

第13話 覚醒

君は…ハジケることができるか…





【2007/08/01 20:31】 『 第11話〜第20話 』 【メインストーリー】 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) top>>

第13話 機動戦士ジョイダム

第13話 覚醒



− 連邦国側 サイド7 とんだ田舎の3バンチコロニー内部 −




アミロ「(一般回線で)よくもっ!よくもっ!よくもやったなぁ〜!」

ジェイド「なっなんだ!動きが、急にっ!」

黒いジョイダムに襲い掛かる白いジョイダム。

抜けないビームサーベルを諦めてステップバックする黒いジョイダム。


アミロ「(一般回線で)母さんはなぁ!父さんはなぁ!小鳥の様に死んでいったんだぞ!」

さらに追い掛ける白いジョイダムが右ストレートパンチを繰り出す。

ジェイド「ばかなっ!」

避けきれず顔に直撃、のけ反る黒いジョイダム。


アミロ「(一般回線で)おまえみたいなのがいるから!おまえみたいなのがいるから、戦争が終わらないんだよ!」

のけ反り露わ(あらわ)になったコックピット付近に白いジョイダムの左ボディーブローがヒットする。

ジェイド「ぐあぁ!は…はやいっ…」

黒いジョイダムがステップバックして距離をとる。

アミロ「許さない…許さないぞ!」

白いジョイダムの、コックピットのマイクの液晶の表示が、数字から゛粉雪゛に変わる。




デノム「あれ?ラジカセが急に停まった…」

シャー「この曲…あの白いマッシーンからか…」


静かに、でも力強い゛粉雪゛のイントロが戦場に鳴りだした。





次回予告(今回は゛粉雪゛のイントロですね。)

死ぬ者、生きる残る者。

戦場に響く゛粉雪゛はレクイエムか?



次回 機動戦士ジョイダム

第14話 粉雪(前編)

君は…ハジケることができるか…





【2007/08/02 21:03】 『 第11話〜第20話 』 【メインストーリー】 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) top>>